Macに作ったテストメールサーバ環境で転送設定してみた。
以前にMac上でメールサーバの作り方を書きましたが、
(ここねid:amidaike:20130303とid:amidaike:20130305)
今回は別に必要のない人には関係ない転送設定の方法です。
転送設定とは例えばAさん宛に届いたメールをBさん宛に送るというような事です。
なお、転送には2通りの方法があるので両方書いてみましょう。
- .forwardを使用する方法
先ずはこちらから。.forwardというファイルを作成して転送する方法です。
方法は、転送元のユーザ(この場合はAさんね)のホームディレクトリに.forwardファイルを作成します。
ターミナルから作ってみて下さい。
vi .forward
中身には
転送先のメールアドレス(この場合はBさんね)
というように書いた後、ファイルの権限も変更しておきます。
chmod 600 .forward
この時のBさんは当然Macで作成した別ユーザになります。
別ユーザとはMacのシステム環境設定にある「ユーザとグループ」で作成したユーザの事ですね。
今回のBさんはそれで作成したものとしています。
じゃあ早速Aさん宛に送信してみましょう。
するとBさん宛に届いたのが分かると思います。
届かないという方は設定を見直してください。
Cさんにも転送したい場合、.forwardに改行して追加してあげれば転送されます。
- /etc/aliasesを使用する方法
もう一つの方法として/etc/aliasesに対して設定する方法です。
こちらのファイルは既に作成されているのですが、このファイルの実ファイルは
ls -la lrwxr-xr-x 1 root wheel 15 5 23 2012 /etc/aliases -> postfix/aliases
というように/etc/postfix/aliasesとなります。
細かい話はおいといて早速設定してみましょう。
このファイルはrootユーザでないと修正できません。
sudo vi /etc/aliases Aのユーザ名: 転送先のメールアドレス(この場合はBさんね)
とファイルの最終行に追加してください。
追加後以下のコマンドを必ず実行してください。
sudo postaliases /etc/aliases
このコマンドの説明は省きます。
ではAさん宛にメールを送信してみてください。Bさん宛に届いたと思います。
もし届かない場合、念のためにPostfixをreloadしてください。
sudo postfix reload
こうですね。
Cさんにも転送したい場合、カンマ区切りで追加すれば転送されます。
Aのユーザ名: 転送先のメールアドレス(この場合はBさんね), Cさんのメールアドレス
再度postaliaseを実行後にAさん宛にメールを送るとCさんにメールが転送されます。
以上がMacを使ったときの転送方法になります。
このやり方はLinuxとは微妙に異なるので気をつけましょう。
もし転送されないと言う方はコメントしてください。